ブラチスラバ城

ブラチスラバのシンボル、ブラチスラバ城

  スロバキアの首都、ブラチスラバのシンボルと言えばブラチスラバ城。

 赤い屋根がかわいらしい白いお城は、“テーブルをひっくり返したお城”の愛称で親しまれており、確かに、4つの塔が四角いお城からとびだして、ひっくり返したテーブルのように見えます!

ブラチスラバ城の歴史

 現在のお城は真っ白で一見、新しく見えますが、その歴史は長く、ハンガリー帝国時代には、女帝マリアテレジアが住んでいたこともある、歴史あるお城です。

 お城は15世紀にゴシック様式で建てられましたが16世紀にルネッサンス様式に改装されました。そして17世紀にはバロック様式に改装されています。

 残念ながら当時のお城は1811年の火災で消失しており、現在のお城は1968年に建て直されたもの。

 さらに、2008年代以降に修繕工事、城壁の塗り替えも行われたため、とても新しい印象のお城になっています。

お城の周りでのんびり

 お城の敷地内には無料で入ることができますが、城内は大人10ユーロの入城料が必要。

 時間のない方は入城しなくても、街の景色を眺めたり、敷地内にあるカフェでちょっとお茶したりするだけでも十分楽しめます。

 敷地内には庭園やちょっとした広場もあるので散歩をする地元の方も多く見かけます。

お城の中に入ってみましょう

 お城の中は歴史博物館になっています。

  お城は地下1階、そして0階から4階まであります。

 城内は博物館になっていますが、お城らしさが残る部分もあり、美しいです✨。

0階

 0階はエントランス。上着や大きな荷物を預けられます。

 0階の展示はほとんどありませんが昔のお城の一部などが展示されているので、さら~っと見ます。

地下1階

 0階から地下1階に下りられます。

 地下に降りる階段、結構わかりずらいところにあるので、通り過ぎないように注意です⚠。

 スロバキア周辺におけるケルト人の歴史?だと思われる展示がしてありました。

1階

 1階はホールと教会です。

 興味のある方はぜひ見てみると良いかと思いますが、時間のない方は省略でOKだと思われます。

2階

 2階の展示は期間ごとに、いろいろな企画展に変わります。

 今回は世界中の国々で活躍する作家さんのイラストが展示されていました。

 展示の内容にもよるかと思いますが、館内が意外と広いのと、特に今回は作品数が多すぎて、じっくり見ていたらかなり時間がかかります。

3階

 3階は、また違った企画展やら、お土産屋さんやら、各種展示物やら、いろいろあります。

 カフェもあるので、ドナウ川を眺めながら一休みするのも良いかもしれません。

4階

 4階は事務所フロアなのですが、階段をどんどん上っていくと、四本の塔のうちの一つに上ることができます。

 階段が結構しんどいですが、登り切るとブラチスラバの街をぐるりと360度見渡すことができます。

 マリアテレジアも、こんな景色を眺めていたのかな~と、思いを馳せましょう。

ひっそりと隠された王冠

 2階と3階に、かなりひっそりとした通路があり、そこを進んでいくと狭い階段が。

 そこを進んでいくと…

 ハンガリー帝国の戴冠式で使われた王冠のレプリカがあります。

 ちなみに戴冠式はブラチスラバ城のすぐ近く、聖マルティン大聖堂で代々執り行われてきました。

 ひっそりしすぎて、多くの方は見逃してしまうかもしれません。

 

聖マルティン大聖堂

ブラチスラバのシンボルを訪れてみては

 ブラチスラバのシンボル、ブラチスラバ城は街の様々なスポットから見ることができ、見るだけでもかわいらしですが、実際に城内に入ると、何倍もの楽しみがあります。

 城内は思いのほか広く、見応えがあり、じっくり見るとそれなりに時間もかかります。

 時間のある方はぜひ中まで入ってみることをおすすめします。

 ブラチスラバを代表するブラチスラバ城。遠くから見るだけでもかわいらしいですが、せっかくならお城の中から、マリアテレジアも眺めたであろうブラチスラバの景色を楽しんでみてはいかがでしょうか!

アクセス方法

 お城までは、旧国立劇場の広場から、坂や階段を上りながら徒歩15分ほどです。

 バスも出ています。大統領官邸前(Hodžovo nám.)から、203か207番のバスに乗ること5分、4つ目のバス停、Hrad(スロバキア語で“お城”)で降りるとお城です。

 しかし大統領官邸前のバス停はいくつかあって、ちょっとややこしいので、歩ける方は徒歩で行くのをおすすめします。

公共交通機関の使い方

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