公共交通機関の使い方

海外での交通手段

 海外旅行で毎回頭を悩ませることの一つに、公共交通機関の使い方、があるのではないでしょうか。

 バスや電車の乗り方は国や地域によって異なり、言語が通じない場合、ハードルはより高くなります。

 スロバキアの首都ブラチスラバの公共交通機関の使い方についてご紹介します。

ブラチスラバの移動手段は3種類

 ブラチスラバ市内の公共交通機関はバス、トロリーバス(電線から電気をとって、電気で走るバス)、トラム(路面電車)の3種類。

 市内を多くの路線が走っているので、使い方を覚えれば、とても便利です。

朝は4時台から、夜は23時台まで運行しています。その後のトラムはありませんが、バスは、1時間に一本ナイトバスとして運行しています。

チケットを購入しましょう

 ブラチスラバの公共交通機関では、乗車する前にまず、停留所にある券売機で乗車券を購入します。車内や運転手からチケットを購入することはできません。

 チケットは時間ごとで金額が変わるシステムで、15分以内の乗車なら70セント、30分90セント、1時間1.2ユーロ、と言った具合です。

 24時間、36時間と言った、長時間のチケットもあるので、滞在中バスやトラムでいろいろなところを回りたい方はこちらのチケットがおすすめです。

時間内であれば何度でも乗り換え可能で、チケットはバスもトラムも共通です。

 また、15歳以下のお子様や62歳以上の方は半額。

 

 ボタンを押して小銭を入れると乗車券が出てきます。

 新しい券売機では、タッチパネルで英語表記、カード支払いのできる券売機もありますが、小銭しか使えない券売機も多いので、小銭を用意しておくと良いでしょう。

 また、中には券売機のない停留所もあります。そういうときは、近くにキオスクやタバコ屋があればそこで買うことができますが、なければ探すしかありません。

 乗車券を使う予定がわかっているときは先に買っておくと良いかもしれません。

 また、ブラチスラバカードをお持ちの方はバス、トラム乗り放題なので、アクティブに観光したい方にとってはかなりお得です👍。こちらもチェックしてみてください。

ブラチスラバカード

乗ってみましょう

 チケットを買ったら早速乗ってみましょう。

 もちろん、日本のように並んで順番通りに乗車することはありませんので、バスやトラムが来たら、順番など気にせず乗り込みます。

 ちなみにドアの開閉はボタン式なので、ドアまたはドアの近くにあるボタンを押すとドアが開きます。

 乗ったらまずは、チケットに時刻を印字してください。バスにもトラムにも、チケットに印字する機械があるので、それにチケットを通します。印字された時刻から乗車時間を計算します。

 ちなみに、現地の人は大体定期券を持っているので、全員が印字してないからと言って心配しなくても大丈夫です。

 降りるときは降車ボタンを押します。大きな停留所はボタンを押さなくても必ず留まりますが、留まらない停留所もあるので、よくわからない場合はとりあえず押しておけば良いでしょう。

乗車券のチェック

バス車内

 乗車券のチェックはランダムに行われます。

 どこからともなく、乗車券をチェックする人が「乗車券出してくださ~い」と現れます。

 このとき、いくら乗車券を持っていても、時刻の印字がないと、無効となります。

 そのため、乗ったらまずは、必ず機械にチケットを通してください!

 チケットを持っていない、持っていても印字がない、と言う場合は無賃乗車で罰金50ユーロを払わされます。

 旅行者の方がランダムの乗車券チェックに遭遇する確率は低いかと思いますが、もしも無賃乗車が見つかると、観光客だろうと容赦ありませんので気をつけてください。

ブラチスラバのバス・トラム

 ブラチスラバのバスやトラムには、個体差があります。

 徐々に新しいものに入れ替えられているようですが、それでもまだかなり古いものも使われており、停留所の表示やアナウンスがないことも多々あります。

 ブラチスラバに住んでいる私でも、初めてのところに行くときには乗り過ごしてしまうことも度々あります。

 ぼーっとしていなければ大丈夫かと思いますが、乗り過ごさないように気をつけてください。

 バスは遅れることもありますが、トラムは大抵時間通りに来ます。 https://imhd.sk/ba/public-transport こちらのサイトで路線、ルート検索等できます。

 公共交通機関を上手に使って、ブラチスラバ観光を満喫してください!

 

⚠︎記事で紹介している内容は、掲載当時のものです。現在は内容が変わっている可能性があるため、最新情報は公式サイトなどでご確認ください。