聖マルティン大聖堂

 聖マルティン大聖堂はスロバキアの首都ブラチスラバ旧市街のランドマーク的存在です。

 高い建物が少なく、全体的にかわいらしい雰囲気の旧市街の中でひときわ高く荘厳にたたずんでいます✨。

聖マルティン大聖堂の歴史

聖マルティン大聖堂

 現在の聖マルティン大聖堂は1452年に建てられており、スロバキアで最も古い教会のひとつとされています。

 この大聖堂が有名である最も大きな要因は、1563年から1830年にかけて、当時のハンガリー王国の王やその配偶者の戴冠式が行われたことにあります。

冠のレプリカです

 19名もの王やその配偶者の戴冠式がブラチスラバの聖マルティン大聖堂で行われ、1741年にはかの有名な女帝、マリアテレジアの戴冠式も行われました👑。

マリアテレジア戴冠式の様子です

 外から大聖堂の頂上を見てみると、塔のてっぺんには黄金に輝く戴冠式の冠のレプリカがちょこんと乗っかっているのを見つけられます👀。

 見上げると小さく見えますが、その重さ300kgもあるようです😲。

 戴冠式の際に王様たちが通ったルートには今も目印がつけられ、ブラチスラバ旧市街で“王の道”を探すこともできます🔎。

道の王冠

聖マルティン大聖堂に入ってみましょう

聖マルティン大聖堂内

 大聖堂を入っていくと中は美しいステンドグラスで彩られています✨。

 外から見た印象とがらっと変わるのではないでしょうか。外からの光によってステンドグラスがキラキラと輝きます。

 塔の上まで張り巡らされたステンドグラスは、マリアテレジアの戴冠式の絵とも重なります👑。

 観光客だけでなく、地元の方には実際に通常通りの教会として使われており、一日に2回7:00と12:00にミサが行われています。(日曜日はもっとあります)

 その間、観光客の入場は制限されているので注意。また、ミサ以外の時間もお祈りをしている方が結構いらっしゃっるので、当たり前ですが静かに見学しなくてはいけません 🙊 。

 地下にはカタコンベ(地下墓地)があり、少し前までは密かに開放されていたのですが、今回は閉められていました。おそらくオフシーズンは閉めているのだと思われます。

 また、私は入ったことがないのですが、4月から11月中旬までの間は、有料(2.5ユーロ)ですが宝石館?的なコーナーも公開されます。

 オフシーズンにはいろいろと閉鎖されて、冬の観光客に厳しいですね😱。

大聖堂のまわりをふらふら

 大聖堂の周りは広場のようになっており、晴れた日にはベンチでのんびり日なたぼっこをしている人々を見かけます。

 近くにはカフェもあり、のんびりした時間を過ごせます😌。

聖マルティン大聖堂で街の歴史を感じてみては

 外観だけでも素敵な聖マルティン大聖堂ですが、中に入ってみることをおすすめします👍。

 美しいステンドグラスはもちろん、マリアテレジアの戴冠式の絵と実際の大聖堂内の様子を比べると、本当にここで戴冠式が行われたんだ、と実感でき、感動です✨。

 ブラチスラバで最も古く、最も高く、最も美しい教会である聖マルティン大聖堂を訪れてみてはいかがでしょうか😄。

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