道の王冠
ブラチスラバの街歩きでは、足下にも注目してみてください。旧市街でふと視線を落とすと、王冠のマークのプレートが道に埋め込まれているのに気づくのではないでしょうか👑。
王冠マークは王の道の印
ブラチスラバ旧市街を歩いていると、道に王冠のマークが埋め込まれていることに気づきます。
このかわいらしい王冠のプレート、旧市街の中になんと、178枚も埋め込まれています😲。
そして、これが埋め込まれているところはそこが“王の道”であることを意味しています。
王の道とは
その昔、スロバキアはハンガリー帝国の一部でした。そして長い間、ハンガリー帝国の王の戴冠式は、現在のスロバキアの首都、ブラチスラバで行われていたのです。
1536年から1830年にかけての約300年間のうちに10人の王と1人の王女、そして8人の配偶者たちの戴冠式が行われたのがブラチスラバ旧市街にある聖マルティン大聖堂。
その戴冠式の際、王様たちが通った道が王の道と呼ばれ、その道に沿って王冠のマークが埋め込まれているのです👑!
聖マルティン大聖堂にも冠
道の王冠のマークをたどって進んでいくと、実際に戴冠式が行われた、聖マルティン大聖堂にたどり着きます。
そしてぜひ、聖マルティン大聖堂の塔のを見上げてみてください。
先端に、王冠のレプリカが輝いているのを見つけられるはずです。こちらの王冠、重さが300kgもあるそうです😲!
歴代の王が通った道を歩いてみては
王冠のプレートがある道の中には、人通りの少ない路地もあって、王冠に沿って歩いているだけでわくわくしてきます。
言われないと気づかないような小さなプレートですが、知っていると、旧市街の街歩きがもっと楽しくなります😄。
私も、長い間マークの意味を知らずにいたのですが、意味を知ってからは、「この道を、王様たちも通ったのか~😌」と、しみじみしながら歩いています。
ブラチスラバの旧市街を歩く際は、ぜひぜひ足下にも注目して、王冠のプレートを見つけてみてください。街歩きが何倍も楽しくなるはずです😄!