Makovník(ケシの実ロール)の作り方

スロバキアの代表的なパン、Makovník(マコヴニーク)の作り方を紹介します。

Makovník(マコヴニーク)とは

“mak”はスロバキア語で、ケシの実のこと。日本人にはあまり馴染みのないケシの実ですが、スロバキアでは、料理やお菓子作りによく使われる材料です。

Makovník(マコヴニーク)は、名前にある通り、ケシの実をたっぷりと使った、菓子パン。スロバキアや周辺のヨーロッパ諸国では、スーパーなどでも見かける、定番のパンのひとつですが、家庭では、クリスマスなど特別な日に作ることが多いようです。

ケシの実の代わりにクルミでフィリングを作ることもできるので、今回はクルミのフィリングと半分半分で作ります😄。

ポピーシード(けしの実)

Makovník(マコヴニーク)の材料

パン生地は、特に特別な点はありません。シナモンロールやクリームパンなどを作る用の菓子パン用の生地でつくります。パン生地の分量も紹介しますが、自己流です💦。

パン生地材料(小さなロールで10個分)

  • 強力粉     200g
  • 砂糖      25g
  • 塩       3g
  • ドライイースト 2g
  • 卵       30g(残りは仕上げに使うのでとっておく)
  • 牛乳(人肌くらいの温かさ) 105g
  • バター     25g

フィリングの材料(小さなロールで10個分)

  • ブルーポピーシード(ケシの実)  200g
  • バター   35g
  • 牛乳    50g
  • はちみつ  60g
  • 砂糖    15g
  • 水     30g
  • 塩     ひとつまみ

今回私は、半分を、ケシのみの代わりにクルミにして作りました。クルミのフィリングも手順はすべて同じです。

ケシの実は、擦ってある、若干ペースト感のある物と、実を擦っていない、実のつぶつぶが目視できる物があります。日本では、主にすりつぶしていない物が出回っているので、それをすりつぶすためにミキサーが必要です。

また、日本では白いポピーシードが多く売られていますが、可能であればブルーポピーシードと呼ばれる、黒いケシの実を使うと、見た目も綺麗に、よりケシの実の風味を強く楽しめます。

作り方

①パン生地をこねる

 パン生地については、パン作りをしたことがある人に向けて特筆することはありません。

 バター以外のパン生地の材料を器の中で混ぜ、生地がまとまってきたら器から出してひたすらこねます。10分ほどこねて、生地に張りが出てきたら、室温に戻しておいたバターを加えてさらにこねます。

 さらに10分くらいこねて、生地に十分な張りがでたら、器の中に入れてラップをし、温かいところで1時間くらい休ませます(オーブンの発酵機能がある方は35度)。

②フィリングを作る

 パン生地を休ませている間に、ケシの実のフィリングを作ります。

 擦られていないケシの実を使う方は、ミキサーやミルサーでケシの実をすりつぶします。すりつぶすと少しペーストっぽくなります。(クルミで作る場合も同様です。)

 鍋の中にケシの実以外のフィリングの材料をいれて、中火で温めます。

 砂糖やはちみつ、バターが溶けて、沸騰しないくらいに温まったら、そこにケシの実をいれます。焦げ付かないように、ひたすら混ぜ続けます。

 途中で味見をして、甘さが足りないようでしたら砂糖で調節してください。

 3~5分くらい煮て、上の写真くらいまで水分が減ってペースト状になったら火を止めて冷ましておきます。

 今回私は半量ずつ、ケシの実とクルミのフィリングを作りました。ケシの実のフィリングの中に、刻んだクルミやレーズンを入れたり、アレンジもできます。

③パンの成形その1

 パンが、十分に発酵したら(生地が約2倍に膨らみ、強力粉をつけた指を生地に指して、穴が塞がらないくらい)、成形します。

 強力粉で打ち粉をした台に、生地を30×60cmくらいにのばします。伸ばす場所が十分にない場合は生地を2等分にして、半分ずつ作業を行います。(私は半分ずつのばしているので30×30くらいです。)

 のばした生地にフィリングを敷き詰めます。巻き始めとなる初めと終わりは余白を残してください。

 生地を端からくるくると巻いていきます。巻き終わりは、生地を指でつまんで、生地どうしをしっかりとくっつけてください。

④パンの成形その2

 太巻き状の形ができたら、そのままでもかまいません。焼いた後に切り分けるタイプのパンになります。

 ロールパンタイプにしたい場合は、スケッパーやフライ返しなどで、お好きな大きさにカットします。

 今回私は、端を除いて10個に切りわけました。さらに私は、箸で真ん中にギュッと跡をつけてみました。

 パンの太さ、大きさ、デザインに、ルールはないので、お好みでアレンジしてみてください。

⑤パンの二次発酵

 生地ふんわりとラップをして、温かいところで40分くらい発酵させます。(オーブンの発酵機能がある方は35度)

⑥焼成

 オーブンを210度で予熱します。

 予熱が終わったら、刷毛(なければスプーン)で卵を表面に塗り、210度のまま、様子をみながら12分くらい焼きます。

 オーブンから良い匂いがしてきて、パンの表面がこんがりと色づいたら焼き上がりの合図です。

⑦完成

 完成です!牛乳を用意してください!個人的に、 Makovník(マコヴニーク) には牛乳がベストマッチ。できたてホカホカの Makovník(マコヴニーク) は、スロバキアでもなかなか食べられない代物です😆。

 パンが冷めたら、上からアイシングをかけてもグッドです。

ケシの実たっぷりのスロバキアの味をご家庭で再現してみては

  Makovník(マコヴニーク) は、ケシの実さえ手に入れば、あとは基本的な材料で作ることができます。日本ではケシの実のお値段若干張りますが、作る価値はありです。

 日本ではあまり馴染みのないケシの実ですが、日本で言うゴマのような感じで香ばしく、派手さはないけれど味わい深く、なんとも言い表せない、たまに無性に恋しくなるような味が楽しめます。

 コロナウイルスの影響で海外旅行にもなかなか行けないですが、おうちでスロバキアの味を再現して、旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか😄。

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