ベルヴェデーレ宮殿

ベルヴェデーレ宮殿とは

 ベルヴェデーレ宮殿は、見どころ満載のウィーン市内の中でも、特に、ウィーン観光では欠かせない必訪スポット。

 1700年代前半に造られたバロック式の宮殿が、現在は美術館として開放されています。

 宮殿は上宮と下宮に分かれていますが、メインの建物は上宮です。

 私が訪れたとき(2020年7月)は残念ながら下宮が臨時休館中で、入れなかったので、上宮のみ入場しました。

ベルヴェデーレ美術館内のみどころ

クリムトの作品

 ベルヴェデーレ美術館の最大の見どころと言えばやはり、クリムト作品の展示です。

 クリムトはオーストリアの画家で、その絵はどれも凜として美しく、日本でも人気が高いのではないでしょうか。

 この絵は、クリムトの作品の中で、おそらく一番有名な「接吻」です。この絵の前では誰もが1度は立ち止まります。

 クリムトならではの金色の装飾が美しいです。

 ベルヴェデーレ美術館には「接吻」以外にも、クリムトの作品がおよそ24点も展示されています。

 ベルヴェデーレ美術館には、クリムトの作品の中でも知名度の高いものが多く、「これ、知ってる!」という作品を見つけられるはずです。

馬に乗ったナポレオン

 有名なのはクリムトだけではありません。

 この絵は誰もが1度は学校の教科書で目にしたことがあるであろう、ナポレオンの肖像画。

 実はこの絵、ナポレオンが何枚も描かせたという経緯があり、これはヨーロッパ各地に散らばる5枚の絵のうちの1枚なのだそうです。

 作品を生で見ると、やはり、教科書で見る絵とは違うものです😌。

豪華絢爛な宮殿内の装飾

 宮殿として建てられた美術館の館内は豪華絢爛。

 天井を見上げると、細かな装飾や絵画、シャンデリアが輝き、まさに、豪華絢爛です。

 広々とした宮殿内は、天井は階段などが美しく、建物としても楽しむことができます。

ベルヴェデーレ宮殿の庭園

 ベルヴェデーレ宮殿は、庭園も美しいです。

 宮殿の周りは公園のようになっており、緑に囲まれています。

 しっかりと管理の行き届いた庭園は、宮殿内から見ると綺麗に一望することができるので、ぜひ、宮殿内から外を覗いてみてください。

 ちなみに、庭園の奥のオレンジ屋根の建物が下宮ですが、現在(2020年7月)は臨時休館中でした。

入場の予約

 ベルヴェデーレ美術館は館内の混雑を避けるために時間ごとの入場制限をしているようです。

 もちろん入場券は現地での購入も可能ですが、現地で並んでチケットを買う手間が省けます。

 観光シーズンのピーク時に、どれくらい混雑するかはっきりとしたことはわかりませんが、かなりの人気観光スポットなので、訪問の時間がわかっている方はネットで買っておくのがおすすめです。 https://www.belvedere.at/en/tickets

初心者にも優しい美術館

 ベルヴェデール美術館は、有名な作品が多く展示されており、絵画の知識が初心者レベルの方でも十分に楽しむことができます。

 作品数自体も420点が3フロアにわたって展示されており、見応え満点。

 豪華絢爛な宮殿で、ここでしか見られない、有名な絵画の本当の価値を自分で体感してみてはいかがでしょうか。

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